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2026.10.16

研修動画・マニュアル動画の作り方|社内教育を動画にするメリットと進め方

研修動画・マニュアル動画は、「何度も同じ説明をしている業務」から動画にするのが近道です。1本5〜10分程度に区切り、手順ごとに見返せる形にしておくと、教える側の負担を減らしながら教え方のばらつきもなくせます。この記事では、社内教育を動画にするメリットと、失敗しない作り方・運用の進め方を整理します。

研修動画・マニュアル動画とは

研修動画は、新人研修やコンプライアンス研修など「知識や考え方」を伝える動画です。マニュアル動画は、機械の操作や接客の手順など「やり方」を見せる動画です。どちらも、紙のマニュアルや口頭の説明では伝わりにくい動きや流れを、映像でそのまま見せられる点が特長です。

最近は、社内向けだけでなく、取引先や利用者向けの説明動画としても使われています。ランランドの制作実績でも、企業さまからご依頼いただいたPCR検査の説明動画のように、手順を正しく理解してもらうための動画を撮影・編集しています。

社内教育を動画にする4つのメリット

1. 教える人による差がなくなる

口頭の研修は、担当者によって説明の順番や強調する点が変わります。動画にしておけば、全員が同じ内容を同じ順序で学べます。

2. 教える側の時間を減らせる

入社や配属のたびに同じ説明を繰り返す必要がなくなります。教える人は、動画を見たうえでの質問対応や実技の確認に時間を使えます。

3. 何度でも見返せる

一度で覚えきれない手順も、必要なときに必要な部分だけ見返せます。現場でスマートフォンから確認できるようにしておくと、ミスの予防にもつながります。

4. 拠点や時間を問わずに受講できる

複数の拠点がある会社や、シフト勤務で全員が集まれない職場でも、各自の都合に合わせて受講できます。

動画にしやすい業務・しにくい業務は?

すべての研修を動画にする必要はありません。向き・不向きを整理してから始めると、作ったのに使われない動画を減らせます。

動画に向いている 動画だけでは難しい
機械・システムの操作手順 個別の判断が必要なクレーム対応
接客・電話応対の基本の流れ 頻繁に内容が変わるルール
安全教育・衛生管理 対話やロールプレイが中心の研修
会社の理念・事業紹介(新人向け) 機密性が高く外部に出せない情報

判断に迷う業務は、動画で基本を伝え、応用は対面で補う組み合わせが現実的です。

最初の1本を選ぶときは、「新人が入るたびに同じ説明をしている業務」「説明する人によってやり方が違う業務」「ミスが起きると影響が大きい業務」の3つに当てはまるものから始めるのがおすすめです。効果が実感しやすく、社内で動画活用を広げるきっかけにもなります。反対に、まだ手順が固まっていない業務は、動画にしてもすぐに作り直しが必要になるため、手順が落ち着いてから取りかかりましょう。

見てもらえる研修動画の尺と構成

研修動画が使われなくなる一番の原因は「長すぎて見返せない」ことです。目安として、1本は5〜10分程度、1本につきテーマは1つに絞ります。60分の研修を1本にするより、10分×6本に分けたほうが、必要な場面で見返してもらえます。

構成は次の型を基本にすると、短い時間でも伝わりやすくなります。

  1. この動画で何ができるようになるか(冒頭15秒で伝える)
  2. 全体の流れ(手順の数と順番を先に見せる)
  3. 手順ごとの説明(1つの手順に1つの画面。テロップで要点を残す)
  4. よくある間違い(やってはいけない例を見せる)
  5. まとめ(チェックリストとして振り返る)

説明の声は、現場の音がうるさい場合や、話すのが苦手な社員が出演する場合には、後からナレーションを入れる方法が向いています。逆に、ベテラン社員が実際に話しながら作業する映像は、言葉選びに現場の実感がこもり、見る側の納得感が高まります。目的に合わせて使い分けましょう。画面の文字は、1画面に1つの要点だけを大きく表示するのが基本です。スマートフォンで見ても読める大きさにしておくと、現場での見返しにも使えます。

台本づくりの基本は伝わる動画の企画・構成の作り方でも解説しています。

研修動画を作る手順

  1. 目的と対象者を決める:誰が、いつ、何のために見るのかを1行で書き出します。
  2. 業務を手順に分解する:ベテラン社員の作業を見ながら、手順を箇条書きにします。暗黙のコツもここで言葉にしておきます。
  3. 台本と撮影リストを作る:手順ごとに「どこを、どの角度から撮るか」を決めます。手元のアップが必要な場面は事前に洗い出します。
  4. 撮影する:実際の現場で、実際に作業する人に出演してもらうのが基本です。音声が聞き取りにくい現場では、ナレーションを後から入れる前提で撮ります。
  5. 編集する:テロップ、矢印、拡大表示で「どこを見ればよいか」を示します。
  6. 試写して直す:対象となる新人に見てもらい、分からなかった箇所を修正します。
  7. 公開・管理する:社内ポータルや限定公開の動画共有サービスなど、社員がすぐにたどり着ける場所に置きます。

内製と外注はどう使い分ける?

研修動画は、すべてを外注する必要はありません。更新頻度と求める品質で使い分けるのが効率的です。

内製が向くもの 外注が向くもの
内容 頻繁に変わる手順、短い補足動画 理念・安全教育など長く使う基幹動画
品質 スマートフォン撮影で十分なもの 社外にも見せる、音声や画質が重要なもの
体制 社内に編集できる人がいる 担当者の時間が取れない

基幹となる動画をプロに依頼し、細かな補足を社内で撮り足す形にすると、品質と更新のしやすさを両立できます。ランランドの動画制作は企画・構成から撮影・編集まで自社で対応しており、料金は30万円〜を目安にしています(企画・構成、撮影1日、編集、進行管理を含む構成の例)。詳しくは動画制作のページをご覧ください。費用の考え方は動画制作の費用相場でもまとめています。

作ったあとに使われ続けるための運用

  • 置き場所を1か所に決める:どこにあるか分からない動画は見られません。
  • タイトルを業務名にする:「研修動画③」ではなく「レジ締めの手順」のように、検索しやすい名前にします。
  • 更新日を記録する:手順が変わったら、どの動画を差し替えるかすぐ分かるようにします。
  • 理解度の確認とセットにする:視聴後に簡単な確認テストや実技チェックを行うと、見ただけで終わるのを防げます。
  • 現場の声を集める:「この部分が分かりにくい」という声を受け付ける窓口を作り、次の改訂に反映します。

効果を確かめるには、動画を導入する前と後で「独り立ちまでにかかった日数」「同じ質問を受けた回数」「作業ミスの件数」などを比べるのが分かりやすい方法です。数字で変化が見えると、次にどの業務を動画にするかの判断もしやすくなります。研修動画は一度作って終わりではなく、業務の変化に合わせて少しずつ育てていくものと考えるのが、長く使い続けるコツです。

よくある質問

研修動画は1本あたり何分くらいが適切ですか?

5〜10分程度が目安です。長い研修は、テーマごとに複数の動画に分けたほうが見返しやすく、内容の更新もしやすくなります。

社員が出演するのに抵抗がある場合はどうすればよいですか?

手元だけを映す、後ろ姿で撮る、ナレーションとアニメーションで説明するなどの方法があります。出演してもらう場合は、社内での使用範囲を事前に説明し、同意を得ておくと安心です。

スマートフォンで撮った素材でも編集を依頼できますか?

可能です。ただし、手元の細かな作業や音声が重要な場面は、撮影からご依頼いただいたほうが仕上がりが安定します。素材の状態を見てご提案します。

研修動画はどこで公開するのがよいですか?

社員だけが見られる社内ポータルや、限定公開に対応した動画共有サービスがよく使われます。現場でスマートフォンから見ることが多い場合は、ログインの手間が少ない方法を選ぶと利用されやすくなります。

研修動画・マニュアル動画の制作はご相談ください

ランランドは、岐阜・愛知(名古屋)の企業さまの動画制作を、企画・構成から撮影・編集まで一貫してお手伝いしています。「どの業務から動画にすればよいか分からない」という段階からのご相談も歓迎です。まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。これまでの制作例は制作実績でご覧いただけます。

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