「動画をつくったのに、思ったほど反応がなかった」「何を伝えたい動画なのか、社内でも意見がまとまらない」——岐阜・愛知の中小企業のご担当者から、こうしたご相談をよくいただきます。その多くは、撮影や編集の技術ではなく、その前段にある動画の企画・構成の作り方に原因があります。伝わる動画は、カメラを回す前の設計でほぼ決まると言っても過言ではありません。
この記事では、動画制作の現場で使われている企画・構成の基本と、そのまま使える台本づくりのテンプレートを、専門知識のない方にもわかるように解説します。読み終えるころには、自社の動画づくりで「まず何を決めればいいか」がはっきり見えているはずです。
動画は情報量が多いメディアです。映像・音声・テロップ・音楽が同時に流れるため、つくり手が伝えたいことを整理できていないと、視聴者はかえって混乱してしまいます。「なんとなく良い雰囲気だけど、結局よくわからなかった」という動画は、たいてい設計の段階でつまずいています。
企画とは「なぜ・誰に・何を伝えるか」を決める工程、構成とは「それをどんな順番で見せるか」を決める工程です。この2つが固まっていれば、撮影も編集も迷いがなくなり、結果として制作コストのムダも減ります。
撮影後や編集後に方針を変えると、撮り直しや大幅な作り直しが発生します。一方、企画・構成は紙の上で何度でも直せます。時間をかけるべきは、実はこの上流工程なのです。
企画づくりの出発点は、動画の「目的」と「ターゲット」を言葉にすることです。ここが曖昧なまま進むと、あれもこれも詰め込んだ、誰にも刺さらない動画になりがちです。
「認知を広げたい」だけでは不十分です。次のように、視聴後の行動まで具体化しましょう。
「名古屋近郊で転職を考えている20代」「地元の製造業の購買担当者」など、たった一人の人物像を思い浮かべて設計すると、言葉選びやトーンが自然に定まります。岐阜・愛知の中小企業では、地域や業界に根ざした具体的な相手を想定できるのが強みです。全国の万人向けにするより、身近な誰か一人に向けたほうが、結果的に多くの人に届きます。
目的とターゲットが決まったら、構成に落とし込みます。多くの動画で応用できる基本の型が、次の4ステップです。
視聴者は動画の続きを見るかどうかを、最初の数秒で判断すると言われます。もっとも力を入れるべきは導入部分です。結論やいちばんの見どころを先に出す「逆算型」の構成も、離脱を防ぐうえで有効です。
構成が決まったら、台本(シナリオ)と絵コンテに具体化します。ここまで作り込むと、社内やスタッフとの認識のズレがぐっと減ります。
台本づくりでよく使われるのが、左右に分けて書く方法です。
この形式にすると、「この言葉のとき、画面には何が映っているか」が一目でわかり、撮影すべきカットの抜け漏れも防げます。
絵コンテは、各カットの構図を簡単な絵とメモで示したものです。上手に描く必要はなく、棒人間レベルのラフスケッチで構いません。目的は「関係者全員が完成イメージを共有すること」です。ここで撮影の段取りやおおよその尺も見えてきます。
同じ内容でも、公開する場所によって適した長さや見せ方は変わります。企画の段階で「どこで流す動画か」を決めておきましょう。
「まず1本つくって、SNS用に短く再編集する」といった二次利用まで見据えて撮影しておくと、1回の制作を無駄なく活かせます。1本の素材を複数の場面で使い回す発想は、限られた予算で動画を運用したい中小企業にこそおすすめです。
撮影に進む前に、次の項目がすべて言葉になっているか確認してみてください。ひとつでも空欄があれば、そこが動画のブレる原因になります。
伝わる動画は、撮影テクニックよりも先に、企画・構成という設計図で決まります。目的とターゲットを絞り、基本の構成テンプレートに沿って台本と絵コンテへ落とし込む——この流れを押さえるだけで、動画の完成度は大きく変わります。まずは今回のチェックリストを使って、自社の伝えたいことを言葉にするところから始めてみてください。
私たちRunLand(ランランド)は、岐阜・愛知・名古屋を中心に、中小企業の動画制作を企画段階からお手伝いしています。「何から手をつければいいかわからない」「自社に合った動画の方向性を一緒に考えてほしい」——そんな段階からのご相談も歓迎です。地域の企業だからこそ伝えられる魅力を、一緒に設計しませんか。
動画の企画・構成でお悩みなら、まずはお気軽にご相談ください。無料相談はこちらから承っています。
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