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2026.11.03

展示会で使える動画の作り方|ブースで足を止めてもらう映像のポイント

展示会で流す動画は、音が聞こえない騒がしい会場で、通りがかりの人が3〜5秒で「何の会社か」を理解できることが最優先です。そのうえで、足を止めた人に製品の強みを30秒〜1分で伝え、説明員の会話につなげる役割を持たせます。この記事では、展示会用の動画を作るときの考え方と、会期後まで使い回すための工夫を整理します。

展示会の動画は何のために流すのか

展示会では、来場者の多くがブースの前を数秒で通り過ぎます。説明員が声をかけられる人数には限りがあるため、動画には次の3つの役割があります。

  • 呼び込み:遠くからでも目に入る動きで、ブースに気づいてもらう
  • 一次説明:製品や技術の要点を、説明員の代わりに伝える
  • 会話のきっかけ:「この部分をもう少し詳しく」と質問してもらう入口になる

実物を置けない大型の装置や、工場でしか見られない加工工程を見せられるのも動画の強みです。製造業の展示では、製品そのものより「どう作っているか」「現場でどう使われているか」の映像が足を止める理由になることがよくあります。

会場で伝わる動画の条件は?

Webサイト用の動画をそのまま流すと、会場では伝わりにくいことがあります。展示会向けには、次の条件を満たすように作ります。

条件 理由 具体的な作り方
音なしで伝わる 会場は騒がしく、音声はほぼ届かない 要点はすべてテロップで表示する
冒頭で会社と製品が分かる 途中から見る人が大半 ロゴと一言キャッチを数秒おきに繰り返す
文字が遠くから読める 2〜3m離れて見る人が多い テロップは大きく、1画面1メッセージ
動きがある 静止画は背景に溶け込む 加工・稼働シーンなど実際の動きを入れる
ループしても違和感がない 会期中は繰り返し流し続ける 終わりと始まりが自然につながる構成にする

特に見落としやすいのが「途中から見る人が大半」という点です。動画の冒頭にだけ会社名を出しても、ほとんどの人はその場面を見ていません。ロゴと一言のキャッチを画面の隅に常に表示しておく、または数秒おきに繰り返し差し込むことで、どの瞬間に見ても「どこの会社の何の製品か」が分かるようになります。

また、テロップは「読ませる」より「目に入る」ことを意識します。1画面に載せる文字は1行10〜15文字程度にとどめ、背景とのコントラストを強くすると、離れた場所からでも読み取りやすくなります。

尺はどのくらいがよい?

展示会用は、目的別に長さを分けて用意すると使いやすくなります。

  • 呼び込み用(15〜30秒):ブース正面の大型モニターで繰り返し流す。会社名・製品名・一番の強みだけに絞る
  • 説明用(1〜3分):商談スペースやタブレットで、足を止めた人に見てもらう。課題→解決→導入効果の順で構成する
  • 詳細用(3分以上):技術の仕組みや導入事例など、興味の強い人向け。会期後のWeb掲載や営業資料にも使う

1本の長い動画をずっと流すより、短い呼び込み動画を正面に、説明用を手元にと分けたほうが、来場者の滞在時間に合わせやすくなります。

構成の作り方|3秒・15秒・60秒で考える

展示会の動画は、どこから見始めても意味が通じるように、短い単位で区切って構成します。

  1. 最初の3秒:会社名と「何の会社か」を一言で(例:「精密加工で〇〇を支える」)
  2. 15秒まで:来場者が抱えている課題を1つ提示する
  3. 60秒まで:製品・技術でどう解決するかを、実際の映像で見せる
  4. 締め:「詳しくはスタッフまで」「ブース内で実機展示中」など、次の行動を促す

例えば精密部品メーカーの60秒動画なら、「ロゴと『0.01mmの精度で〇〇を支える』のキャッチ(3秒)→ 現場の『不良品が減らない』という課題(10秒)→ 加工の様子と検査結果の映像(35秒)→ 導入企業の声を一言(7秒)→『実物をブースで展示中』(5秒)」といった流れになります。説明の文章を足すより、実際の映像を1つ増やすほうが伝わるのが展示会動画の特徴です。

台本づくりの基本は伝わる動画の企画・構成の作り方で詳しく解説しています。

撮影で押さえたいポイント

展示会用の映像で重要なのは、実物を置けないものを見せることです。

  • 工場の加工・組み立て・検査の工程
  • 装置が実際の現場で稼働している様子
  • 製品の内部構造や、肉眼では見えない細部(マクロ撮影・アニメーション)
  • 使っているお客様の現場と、導入前後の変化

撮影は1日にまとめると効率がよく、同じ素材から展示会用・Web用・SNS用を作り分けられます。ランランドの動画制作は、企画・構成から撮影(1日)、編集・アニメーションまで自社で対応しており、料金の目安は30万円〜です(動画制作のサービス内容)。

費目 ランランドの目安
企画・構成 5万円
撮影(1日) 10万円
動画編集・アニメーション 10万円
進行管理 5万円

工場での撮影は、稼働中のラインを止めずに撮れる時間帯や、安全上入れない場所の確認が必要です。撮影日の前に担当者と現場を一緒に回り、撮りたい工程の順番を決めておくと、1日の撮影で必要な素材をそろえやすくなります。費用の考え方は動画制作の費用相場でも解説しています。

会場での見せ方・機材の注意点

  • モニターの高さ:人の頭で隠れないよう、目線より上に設置する
  • 画面の向き:縦型のデジタルサイネージを使う場合は、縦長の構図で別に書き出す
  • 明るさ:会場の照明に負けない輝度のモニターを選ぶ
  • 再生方法:USBメモリやメディアプレーヤーでのループ再生を事前に試しておく。会場のネット回線に頼らない
  • 音を出す場合:周囲のブースへの配慮が必要。主催者の規約で音量の上限が決められていることもある

当日のトラブルに備えて、動画データは複数の記録媒体に入れて持参し、再生機器の電源やケーブルも予備を用意しておくと安心です。

会期後も使い回すには

展示会のために作った動画は、会期が終わってからが本番ともいえます。

  • お礼メール:名刺交換した来場者へのフォローメールに、説明用の動画リンクを添える
  • Webサイト:製品ページに掲載し、展示会に来られなかった人にも届ける
  • 営業資料:商談の冒頭で流し、説明時間を短くする
  • SNS・YouTube:短く切り出してショート動画として発信する(ショート動画のビジネス活用術)

名刺交換の後、数日以内に送るお礼メールは開封されやすく、動画を見てもらえる貴重な機会です。展示会で話した内容を思い出してもらえるよう、ブースで流していた映像と同じ場面から始まる説明動画を添えると、商談の再開につながりやすくなります。

はじめから「展示会→Web→営業」の流れを想定して撮影しておくと、追加の撮影なしで複数の用途に使えます。製造業の動画活用は製造業の動画制作と活用のポイントもあわせてご覧ください。

よくある質問

展示会の何か月前から準備すればよいですか?

企画から撮影・編集まで含めると、余裕をもって2か月前には動き始めるのが安心です。工場や現場での撮影は生産スケジュールとの調整が必要になるため、早めに日程を押さえておくとスムーズです。

手持ちの写真や既存の動画を使えますか?

使えます。既存の素材を活かし、足りない部分だけ追加で撮影することで、費用を抑えられる場合があります。ただし画質や縦横比が会場のモニターに合うかは事前に確認が必要です。

音声は入れたほうがよいですか?

会場では音が届きにくいため、テロップだけで内容が伝わる作りを基本にします。会期後にWebで使う版には、ナレーションを加えた別バージョンを用意する方法もあります。

展示会用の動画制作はご相談ください

ランランドは、岐阜・愛知(名古屋)の企業さまの動画制作を、企画・撮影・編集まで一貫して手がけています。展示会で流す短い呼び込み動画から、商談で使う製品説明動画、会期後のWeb・YouTube向けの展開まで、使う場面に合わせてご提案します。まずはお問い合わせから、展示会の日程と出展内容をお聞かせください。

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ランランドは、企画・撮影・編集・運用までを自社で一貫して行う動画制作会社です。「何から始めればよいか分からない」という段階からご相談いただけます。ご相談・お見積もりは無料です。

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