人手不足のお悩みから、社員が定着しないなど、採用活動に課題を抱えていらっしゃる企業様も多いのではないでしょうか。
ところで、採用にかかる平均的なコストをご存知でしょうか?
もちろん、その方法や規模によっても異なりますが、リクルート「就職白書2020」によると、2019年度の採用にかかった平均コストは、
・新卒採用1人あたり:93.6万円
・中途採用1人あたり:103.3万円
との調査結果が出ています。
このように、採用には多額の費用がかかるため、離職は会社にとって大きな損失。
しかしながら、求職者にもっと広く・深く会社の情報が届いていれば、「より会社にマッチした人材」に出会えていた可能性もあります。
そんな中、ご要望が増えつつあるのが「採用動画」の制作。
現在の就活生は、主にスマートフォンでWebサイトやSNSにアクセスして情報収集をしています。
もし、そのコンテンツ内に採用動画があれば、たとえ移動の隙間時間などの短い時間でも、求職者に印象を残せる可能性が高まります。
とはいえ、効果を出すためには、その内容だけでなく、動画視聴後に応募しやすい仕組み(応募フォームへの誘導など)を作ることが非常に重要。
今回は、その「採用動画」にフォーカスを当て、制作するメリットやポイントなどお伝えできればと思います!
1.採用動画を製作するメリット
― 記憶してもらいやすい
― 採用のコストを抑えることができる
― 「ここで働きたい!」志望率UPに貢献できる
― 採用のミスマッチを減らせる
2.こんな動画が効果的です
― 先輩インタビュー動画
― 会社案内動画
― 社員の1日・仕事の流れがわかる動画
― オフィス環境がわかる動画
3.採用動画の制作で大切な5つのポイント
― どんな人に見て欲しいか明確に
― 「どこで・どんな風に?」見てもらうシーンを明確に
― 「どの段階の人に」見てもらうか明確に
― 見た後の導線を分かりやすくする
動画は「短時間で多角的な情報を伝えることができる」というのが大きな特徴。
例えば、会社の雰囲気・空気感、社員の生き生きしたエネルギーなど、言葉だけではどうしても伝えきれない情報を、「視覚」「聴覚」の両方にアプローチして届けることができます。
また、文章を理解するためには「能動的に読む」という行為が必要ですが、動画は「受動的に見る」だけでも情報を得ることが可能。
そのため、それほど興味が無かった求職者にも、何かしらの情報を記憶してもらいやすいとうメリットがあります。
例えば、会社説明会で伝えたい内容を「動画」にしておけば、場所も時間制限も無く、Web上で多くの人に視聴してもらうことが可能。会社説明会の回数を減らすことで、スタッフの移動費・会場費用などのコストが削減できます。
また、会社説明会を開催する場合でも、一部を動画にすることで、スタッフの負担・人件費を減らすことができます。
株式会社プルークス・レバレジーズ株式会社が合同で行った調査(2021年)によると、
7割の学生が「採用動画の視聴によって志望度が上昇した」という結果が出ています。
また、9割の学生が「採用動画はあったほうがいい」と回答。
この結果は、学生が「動画から有用な情報を得ることができた」と実感している大きな証拠だと言えます。
また、同調査で、「会社説明会前」のタイミングで採用動画を視聴した学生が最も多かったことが判明。これからは、「説明会に行く前に、動画である程度の雰囲気・情報を知っておきたい」と考える学生がより増えていきそうです。
採用動画で大切なことは、視聴者が「実際に自分が働く姿をイメージできる」ということ。
具体的には、オフィスの雰囲気や先輩スタッフの働き方を感じることで、自分も同じ場所で頑張れそうか?違和感がないか?などを体感してもらうことが重要です。
せっかく採用をしても、会社に入ってみたら「社風が合わない」と感じて辞めてしまう人も少なくありません。これは、採用側・応募者側の両方にとってとても残念な結果。
そのため、採用動画を制作する際には、志望者を増やすだけでなく、採用のミスマッチによる早期退職者を防ぐことができるような内容にすることがとても大切です。
このように、採用動画には多くのメリットがあることがお分かりいただけたと思います。
ここからは、採用側・求職者の双方にとって有益な動画にするために、どんな内容で動画を制作すると良いか、代表的なものをご紹介していこうと思います。
社員にインタビューを行い、「どんな想いで働いているか」「どんな喜び・成長があるか」などを感じ取ってもらえるように構成された動画です。
実際に働く人のリアルな声を聞くことができるため、求職者の不安を払拭し、安心して応募してもらえる可能性が高まります。
新卒向けの動画であれば、入社2〜3年程度の先輩インタビューがあると、数年後の自分と重ね合わせやすく、共感を呼びやすいでしょう。
社員同士で話を交わす、座談会形式の動画です。
例えば、新入社員、先輩社員、幹部、社長を交えての実際のコミュニケーションの様子を公開することで、実際にスタッフの人となりを知ることができるため、求職者の会社に対する信頼が高まります。さらに、ここで「社風」を感じてもらうこともできるため、会社に合った人材が集まりやすくなります。
「この会社、なんかかっこいい!」「ここで働くと面白そう!」など、会社のポジティブなイメージを届けるための動画です。応募者の期待感を高める効果もあります。
また、興味が集まればSNSでも拡散してもらえる可能性も。そのためには、短めでインパクトのある内容にするなどの工夫も必要です。
社員が1日をどんな風に過ごしているか・どんな仕事をどんな流れでこなしているかなどが具体的にわかる動画です。
求職者は、「自分は業務をこなせるだろうか」「どんな風に周りの人と関わっていくのだろう」など、不安をたくさん抱えています。具体的な仕事の流れを体感することで、応募へのハードルを下げることができます。
働く環境も、求職者にとって大きく気になるところ。
業務を行うスペースはもちろん、休憩スペースやランチ中の風景、オフィス周囲の環境などを伝えることで、より親近感を持ってもらえるはずです。
より効果の高い採用動画にするためには、目的・ゴールを明確にし、そのプランに沿って制作することが大切。ここでは4つの抑えるべきポイントについてお伝えします。
まず、「どんな人に見て欲しいか?誰に応募して欲しいか?」を明確にすることが大切。
例えば、新卒と中途では訴求するポイントが大きく異なります。さらに中途採用の場合は、年齢・性別・経験・ライフスタイル・趣味嗜好によって、さらに響く内容が細かく分かれるためです。
対象者を明確にできたら、相手にアクセスしてもらいやすい方法で動画を届ける工夫が重要です。
会社説明会で流すのか、Youtubeで配信するのか、求人広告に出すのか・・・など、方法はさまざま。求職者の年代などによっても、方向性が異なるでしょう。
ただやみくもに動画を配信するのではなく、「応募してもらいたい層」に確実に見てもらえる仕組みを考えましょう。
どの段階の求職者に向けて訴求したいかも明確にしましょう。
例えば、いろいろな企業を調査し、情報収集している人向けであれば、企業イメージ動画が効果的ですし、エントリーに差し掛かった人に向けては、社員や業務についてより具体的に伝わる動画が効果的です。どのフェーズの求職者に向けて配信したいかを十分に意識して、制作を行いましょう。
最後に、動画を見てもらった後、応募フォームなど、次のアクションへ誘導する仕組みを作ることを忘れてはいけません。
動画の視聴後、どうアクションして良いかわからないと、求職者は「ただ動画を見ただけ」で終わってしまう可能性があります。採用動画の目的は「良い人材に多く応募をしてもらうこと」。求職者が、別の興味に移ってしまわないように、応募しやすい仕組みを整えておきましょう。
採用に関わる動画の制作費用についても気になるところだと思います。
費用は、制作内容(企画や長さ、演出方法など)によって異なりますが、大まかな目安をご紹介しますね。
一般的な相場(制作会社) | ランランド | |
---|---|---|
企業PR動画 | 50万円~100万円 | 20万円~40万円 |
採用動画 | 25万円~100万円 | 20万円~40万円 |
ランランドでは、比較的抑えた価格で、採用動画・企業PR動画の制作を行っています。
「企画から丸ごとお願い!」「費用を抑えたいから、撮影と編集だけお願い!」など、細かなご要望にも柔軟対応いたします。
ぜひ、実績もご覧ください!
ランランド の動画実績 >>採用動画 企業PR動画
採用動画を見て、共感してもらうためには、「求職者が何に不安に感じているか」に寄り添い、一緒に解決しようとする視点が大切です。そのあたたかい姿勢が、会社への信頼・親近感にもつながるのではないか、そう考えています。
そのためには、会社の魅力を一方的に伝えるだけでなく、リアルな現場の様子や社員の姿を見てもらうことで、視聴者に安心してもらえる内容にすることが大切ですね。
その上で、「誰に・どんな風に見てもらうか」「視聴後に応募しやすい仕組みづくり」など、全体的なプランを立てていくことが必要です。
私たちランランドは、Web制作のプロでもあります。
そのため、動画の企画・制作だけでなく「ホームページに採用動画を入れたい」「求人広告に出したい」など、動画の効果的な活用についてもご相談いただくことができます。
「採用活動に動画を導入しようかな・・・」とお考えの方、制作・運用のどんなことでも、どうぞお気軽にご相談ください!