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2022.04.01
実写とアニメーションの違いとは?
それぞれのメリットや選択基準についてご紹介します!

動画

実写とアニメーションの違い


「実写とアニメーション、どちらがいいんでしょうか?」
動画制作の企画段階で、このようなご質問を受けることがあります。

これには、どちらが良い/良くないということではなく、制作する動画によって向き/不向きがあるとお答えしています。
例えば、複雑で難しい内容でも、アニメーションでデフォルメすればシンプルに表現することができたり、逆に実写でしか伝わらないこともあります。

つまり、それぞれにメリット・デメリットがありながらも、お互いに補い合える関係
そのため、実写とアニメーションを組み合わせて表現することもよくあります。

例えば、
「動画にしたいんだけど、表現できるのかな?」
「複雑な内容を動画にしたい」
などという場合は、実写だけでなく、イラストや図解を使用したアニメーションも検討に入れると良いかもしれません。
今回は、実写とアニメーション動画のそれぞれの特徴やメリットについて解説。
そして、双方の特性を知った上で、御社の動画制作に生かしていただければ幸いです!

<目次>

1.実写とアニメーションの違い

2.実写動画の特徴
 ① ありのまま、リアルに伝わる
 ② 信頼性がある
 ③ 共感してもらいやすい

3.アニメーション動画の特徴
 ① 実写で撮影できないことを表現できる
 ② 実写よりも修正がしやすい
  ③ 難しい内容を分かりやすく表現できる
  ④ 親しみを持ってもらえる

4.実写・アニメーション 選択の基準
 ① 信頼性や正確性が重要な場合
 ② 抽象的な内容の場合
 ③ 現場の空気感・臨場感を出したい場合
 ④ 感情に響かせたい場合
 ⑤ 内容が難しい・複雑な場合
 ⑥ 更新・改訂が予想される場合

5.さいごに

1.実写とアニメーションの違いとは?

実写とは、その名の通り「実在するものを撮影した動画」のこと。
実際の人・もの・場所をそのまま撮影し、動画にします。
それに対して、アニメーションは「実在しないキャラクターや世界を創造し作られた動画」のこと。
イラストや図形に動きを加えて、自由な表現ができることが大きな魅力です。

このように、実写とアニメーションは根本的に真逆の性質を持っているため、それぞれに得意なこと・不得意なことがあります。まずは、双方の特徴を整理し、それぞれのメリットを理解していきましょう!

2.実写動画の特徴

実写動画

まずはじめに、「実写」動画の特徴を整理してみましょう。

① 「ありのまま」がリアルに伝わる

実写は、ありのままの状態・リアルな雰囲気をそのまま伝えることができます。
形のある商品の場合は、質感・デザインなどを正確に伝えることができますし、旅先の美しい風景や楽しいイベントなど、現場の空気を「体感」してもらうことにも向いています。

② 信頼性がある

実写は、実在する人物やものを撮影しているため、信頼性・説得力が高くなります。例えば、採用動画の社員インタビューは、「実際のスタッフが話している」ことで、視聴者の信頼を得ることができます。逆に、これをアニメーションにすると「嘘っぽい」「作り話っぽい」となってしまいますね。

③ 共感してもらいやすい

人の表情やしぐさ、声からの情報は、アニメーションよりも感情移入がしやすいため、視聴者に「自分ごと」として共感してもらいやすい特徴があります。例えば「お客様の声」を動画にする場合、実写にした方が圧倒的に共感してもらいやすくなり、有効です。

3.アニメーション動画の特徴

アニメーション動画

づづいて、「アニメーション」動画の特徴をお伝えします。
「実写でできないことをカバーしてくれる」ことがお分かりいただけると思います。

① 実写で撮影できないことを表現できる

「どうやって撮影できるのだろう?」「実写では難しいかもしれない・・・」という場合には、アニメーションを検討します。
例えば、保険・コンサルティングなど形のないサービスの紹介動画などに向いています。キャラクターを登場させたり、モーショングラフィックス(※)などを使用してサービス内容を可視化すれば、実写よりも圧倒的に分かりやすい説明をすることができます。また、キャラクターに話してもらうことで、サービスに親近感を持ってもらえる効果もあります。
(※)モーショングラフィックス・・・イラストや図形、文字などに動きや音を加えて動画にしたもの

② 実写よりも、修正がしやすい

アニメーションは実写よりも修正がしやすいことも大きなメリット。
例えば、実写動画で修正をする場合、再び撮影が必要になり、手間も費用もかかってしまいます。それに比べて、アニメーションは基本的にPC上で修正が可能。
例えば、後々に情報を更新していく必要がある動画の場合にもアニメーションが向いています。

③ 難しい内容を、分かりやすく表現できる

例えば、複雑な手順を説明するhow to動画など、入り組んだ情報を伝える場合もアニメーションの出番です。
実写の場合、説明に関係の無い箇所もそのまま写りこむため、情報過多で分かりにくい映像になってしまう可能性があります。しかし、アニメーションにすれば、不要な情報はカットし、必要な情報だけをシンプルに表現することが可能。加えて、重要な部分は強調させるなど、表現にメリハリをつけることもできます。
このように、表現の自由度が高いため、難しい内容でも分かりやすく伝えることができるのです。

④ 親しみを持ってもらえる

創作されたキャラクターやイラストを使用することで、親しみやすい映像を作ることが可能です。
また、人が話すと良くない印象を与えてしまう言葉も、キャラクターに演じてもらうことで、嫌味のない、柔らかい表現に変えることが可能。
アニメーションは実写に比べてリアル感はありませんが、逆にその性質を生かして心に残る動画を届けることができるのです。

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4.実写とアニメーションを選択する基準

このように、実写とアニメーションにはそれぞれに得意・不得意な内容があるので、双方の特徴を十分に理解して手法を決定することが大切ですね。
どのような場合に、どちらを選んだ方が良いかの選択基準をまとめましたので参考にしてみてください。

① 信頼性・正確性が重要な場合

内容に信頼性・正確性が必要な場合は実写にします。実物や実際の人を登場させることで、視聴者に信用してもらえるからです。
実写だけでは伝わりにくい部分がある場合は、一部分だけをアニメーションにする、という方法も有効です。
☆例えば・・・商品説明動画、採用動画、お客様インタビューなど

② 抽象的な内容の場合

形の無い商材やサービスの紹介動画など、内容が抽象的で撮影が困難な場合は、図形やイラストを使用したアニメーションを入れると分かりやすく表現できます。
☆例えば・・・保険サービスの説明、アプリの紹介動画など

③ 現場の空気感・臨場感を出したい場合

店舗や観光地の紹介など、実際の雰囲気を感じてもらうことが大切な動画は確実に実写で制作します。

④ 感情に響かせたい場合

「感動してほしい」「共感してほしい」など、人の感情に影響を与えたい場合は実写が有効です。なぜなら、キャラクターよりも、実際の人物の方が感情移入をしやすいためです。
(※ストーリー性のあるアニメでも可能ですが、テレビアニメレベルの高いクオリティが必要。製作費が膨らんでしまいます。)

⑤ 内容が難しい・複雑な場合

伝えたい内容が複雑な場合は、アニメーションを取り入れて分かりやすく説明する必要があります。実写だけでは、内容を理解してもらえない可能性があるためです。
☆例えば・・・マニュアル動画、how to動画、研修動画など

⑥ 更新・改訂が予想される場合

今後、内容の更新や改訂が必要になる場合は、その部分だけでもアニメーションにしておくと良いでしょう。実写よりも、修正の手間がかかりません。

さいごに

ランランド動画

実写・アニメーションの特徴と、その選択基準についてお伝えさせていただきましたが、御社が制作したい動画は、どちらを選択した方が良さそうでしたか?
この記事がその指針になれれば幸いです。
また、冒頭でも述べた通り、実写とアニメーションはお互いの苦手分野を補い合える関係でもあります。それぞれの良い面を生かしながら、「実写+アニメーション」で動画を構成するのも良いかもしれませんね。

ランランドでは、実写・アニメーション、あらゆる動画が制作可能です。
「動画にしたいけれど、表現が難しそう」「これって、動画にできるのかな・・・」
など、動画制作でお困り方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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