ここ数年で、集客や販路拡大のためのツールとして、「動画」を導入される企業様が大変多くなりました。
WebサイトやSNSで目にする広告、駅や商業施設で流れている映像。
私たちの身のまわりにも、本当に「動画」が増えてきましたね。
5G通信網が広がっていく今後、いろいろな分野で動画が導入されることは間違いないと実感しています。
けれど、
「動画って、どういう効果があるの?」
「作っても労力とお金が無駄にならないか不安」
「難しくて大変そう。」
と、半信半疑な方もいらっしゃると思います。
特に、動画制作をしたことがない方にとっては、それは当然だと考えます。
なぜなら、「何となく、時代の流れだから」という理由だけで、何だか良く分からないまま動画を制作することに、疑問や抵抗のある方も少なくないと思うからです。
そこで、この記事では「動画マーケティング」に焦点を絞り、動画を導入することによる「メリット」や「効果」をお伝えしたいと思います。
御社が、納得して動画制作に踏み切ってもらえるきっかけになれば幸いです!
1.動画マーケティングの目的
① 知ってもらう・興味を持ってもらう
② 理解・納得してもらう
③ 購入につなげる
2.動画を導入する3つのメリット
① 短時間で興味を持ってもらえる
② 視覚・聴覚の両方からアプローチできるため、印象に残りやすい
③ 活用できるシーンが多様
3.動画の効果的な活用方法
① WebサイトやLP(ランディングページ)に導入する
② Web広告で配信
○ Facebook広告
○ Instagram広告
○ Twitter広告
○ Yotutube広告
○ ディスプレイ広告(GDN,YDN)
③ 電子看板(デジタルサーネイジ)
④ 展示会、説明会
⑤ 採用活動
まず、マーケティング施策に動画を導入する目的は大きく3つあります。
御社が動画で達成したい目的(ゴール)は、この3つの中のどこにあるのかを明確にして、制作を進めていくことがとても重要です。
動画で目を引き、御社の存在を知ってもらい、さらにサービス・商品に興味を持ってもらいます。
この段階の動画では「人を引き込むストーリー」と「高い映像クオリティ」が必要。
動画が繰り広げる世界観に好感を持ってもらい、ファンを増やすことを目指します。
― 企業PR動画、プロモーション動画 など。
御社のサービス・商品を利用した場合に、「どんな利益(ベネフィット)がもたらされるか」を理解してもらうための動画です。
具体的な利用シーンを表現することで、視聴者が商品・サービスを使用した時の「ワクワク」「快適さ」などを擬似体験できることが大切。「使ってみたい」「サービスを受けてみたい」と思ってもらえるようにするため、イメージを大切にすると共に、具体的な情報を盛り込むことが必要です。
― 商品紹介動画、商品説明動画 など
視聴者に購入を判断してもらえるように促す動画です。
「お客様の声」や「導入事例」を掲載したり、「使用方法」「よくある質問」などの具体的な情報を盛り込むことで、顧客の不安を解消し、購入を後押しする動画です。
このように、目指す着地点によって制作の方針が大きく異なります。
御社のサービスには、どのフェーズの動画が必要でしょうか?
それを明確することが、動画マーケティングを始める大切な第一歩です。
― 企業PR動画、プロモーション動画 など。
とはいえ、「それって、動画をわざわざ使用しないといけないの?」と思われたかもしれません。
もちろん、動画を使用しないで「写真(静止画)+文章」だけでも、価値を伝えることは可能です。
しかし、「写真(静止画)+文章」に比べて「動画」が圧倒的に優れている点が3つあります。
まず一つ目に、「一度に発信できる情報量の多さ」です。
アメリカの調査会社「Forrester Research」の研究結果によると、動画が1分間に伝えることができる情報量は、180万言語分(Webサイト約3,600ページ分)に相当するという結果が出ています。私たちの想像以上に、動画は短い時間で効果的に情報を届けることができるのです。
「写真(静止画)+文章」で伝える場合、読者は文章を読み込まなければならず、一定の時間と労力が必要となります。もともと興味を持ってくれている人に対しては有効ですが、興味が顕在化していない、潜在的な顧客層に興味を持ってもらうことは、かなりハードルが高いと言えます。
それに比べて、動画は「少ない労力で情報を受け取ることができる」ため、情報収集意識の低い、潜在的な顧客に対しても、効果的にアプローチすることができると言えるでしょう。
続いて、動画は
○ 視覚からの情報:動き、テロップ など
○ 聴覚からの情報:ナレーション、音楽、効果音 など
両方から同時に情報が入ってくるため、「人の記憶に残りやすい」という特徴があります。
そのため、視聴者に情報がよりわかりやすく伝わり、理解を深めてもらうことができるため、「納得してもらいやすい」という特徴があります。
さらに、ストーリー仕立てに魅力的な演出を加えれば、御社の商品やサービスを利用することで感じることができる「ワクワク」「喜び」「快適さ」などを動画を通して体感することができ、ファンになってもらえる可能性が高まります。
これは、「静止画+文章」を大きく超える力があると言えます。
3つ目に、動画は活用方法がとても多様なことが大きな魅力です。
例えば・・・
・Webサイト、LP(ランディングページ)に掲載
・動画広告(SNS広告、Youtube広告、ディスプレイ広告、など)
・商業施設や駅で流す電子看板(デジタルサーネイジ)
・展示会、説明会で利用
・採用活動に利用
など
「見てもらいたい人」に動画を届ける手段がとてもたくさんあるので、工夫次第で可能性が大きくふくらみます。複数の活用方法を組み合わせることで相乗的な効果を生み出すことができるのも、大きな魅力です。
それでは、次の章で動画の具体的な活用方法・各媒体の特徴を見ていきましょう!
最近、動画を掲載している魅力的なWebサイトが多くなりましたね。
訪問先サイトの動画を「何となく気になって見てしまった」という経験のある方もいらっしゃるかもしれません。
ユーザーは3秒程度で、「このサイトは自分にとって有益かどうかを判断する」と言われています。
その重要な鍵を握るファーストビュー(トップページで一番はじめに表示されるイメージ)で、魅力的な「ブランドイメージ」や「コンセプト」を表現できれば、下にスクロールをして読み進めてもらえる可能性が増えます。
つまり、ウェブデザインに動画が組み込まれていると、サイト訪問者に滞在してもらえる可能性が高くなると言えます。
さらに、興味を持って読み進めてくれた訪問者のために「商品説明」「導入事例」「お客様の声」などの具体的な情報も動画で掲載されていれば、訪問者は少ない負担で商品・サービスへの理解を深めることが可能。
結果、Webサイトからのコンバージョン(問い合わせや購入)に大きく貢献します。
動画は、広告としても様々な方法で出稿することが可能です。
広告を配信する人を意図的に絞ることができるため、「見て欲しい人」に向けて配信できることが大きな魅力。
出稿する媒体によって特徴があるので、御社のサービスに合ったものを選ぶことが大変重要です。
○ Facebook広告
【特徴】
・ビジネスパーソンや中堅層(40代以上)へのアプローチに効果が高い
・細かくターゲティング設定をすることができる
・ビジネス用の商材と相性が良い
○ Instagram広告
【特徴】
・女性に向けて強い訴求力がある
・広告っぽさが少なく(一般の投稿になじむ)、敬遠されにくい
・「おしゃれ」「カワイイ」で訴求できるものと相性が良い
・海外ユーザーにも訴求力がある
・シェア機能が弱いので拡散力は低い
○ Twitter広告
【特徴】
・10代〜20代の若年層にアプローチしやすい
・リツイートによる拡散(2次拡散)を期待できる
・季節性、話題性のあるトレンド商材に向いている
・匿名性が高いので、ターゲティング精度は低い
○ Yotutube広告
【特徴】
・幅広い世代が利用しているためん、アプローチできるユーザー数が圧倒的に多い
・動画再生前、再生中に広告が流れるため、スキップまでの数秒は見てもらえる
・google広告と連携しており、ターゲティング精度が高い
○ ディスプレイ広告(GDN,YDN)
Web サイトやアプリ使用中に、目に付く場所に表示されている広告のことで、大きく以下の2つがあります。
・GDN :Googleが提供する「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」
・YDN: Yahoo! JAPANが提供する「YDN(Yahoo!広告 ディスプレイ広告」
例えば、GDNなら食べログやライブドアブログなどの提携サイトや、Googleアドセンスを利用する数百万のWebサイト上に広告が表示されます。
対して、YDNではYahooニュースやYahoo知恵袋など、主にYahoo! JAPANが運営するWebサービス内に広告が表示されます。
【特徴】
・アプローチできるユーザー数が圧倒的に多ため、潜在的な顧客にアプローチできる
・それぞれに精度の高い独自のターゲティング設定がある
・審査が比較的厳しい
駅の構内や、街中など「不特定多数の人が集まる場所」に設置される電子看板に、動画を利用することができます。世代や性別関係なく、様々な人にアプローチできることが大きな特徴。
電子看板(デジタルサーネイジ)は数秒で通りすぎてしまう人に向けて訴求しなければいけません。
「動きがあるので人の目に止まりやすい」「短時間で情報を届けることができる」動画は、非常に向いていると言えます。
そして、ひと目で強い印象を与えるためには「インパクト」のある映像にすることが必要。画像をテンポ良く切り変えたり、遠くからでも目立つテロップを入れるなどして、高い視認性のある映像を目指します。
また、看板を設置する場所によっては「音が出せない」「周辺の音で、広告音がかき消される」などの影響が考えられるため、音がなくても情報が伝わる工夫が必要です。
「ブースに多くの人を呼んで、商談の機会を増やしたい」
「商品に興味をもってくれた方に、より詳しい説明をしたい」
「サービスを利用しているシーン・実例を見せて、興味を持ってほしい」
けれど、多くの企業ブースが立ち並ぶ中、来場者を惹きつけることは簡単ではありません。
来場者にとっては、初めて見る御社の商品・サービスが少々分かりにくいと感じることもあるでしょう。そんな複雑な情報を、動画にすることで視聴者の理解を深め、興味をひくことができます。
・動画があると、来場者が自社ブースで足を止めてくれやすい
・動画+口頭説明で、営業の効果が上がる
動画によって大まかなイメージやコンセプトを届けることで来場者の興味を引き、タイミングを見てスタッフが口頭で説明することで、説明効果がアップ。御社のサービスをより強く印象付けることができ、動画が営業活動の大きなサポート役になってくれます。
特に、若い世代の採用活動に力を入れたい場合、動画はより効果的と言えます。
現在の学生は、テレビよりも、スマートフォンで動画を見て育ってきた世代。
社員へのインタビュー動画や、仕事の紹介動画などを活用することで、若い世代に「興味を持ってもらいやすい」「会社の魅力を伝えやすい」と言えます。
さらに、動画が魅力的であれば、TwitterやYotubeで拡散される可能性もあります。
また、現在、様々な会社が「オンライン説明会」を開催しています。
オンライン説明会で動画をうまく活用すれば、会場費・人件費・印刷物の費用などが全て不要。コスト削減にも大きな効果があります。
それだけでなく、動画にすることで、学生に「社風が伝わりやすい」という特徴があります。動画を見て、「御社で働きたい」と思ってもらえた人に応募してもらえる可能性が高まることも大変大きな魅力です。
効果の高い動画マーケティングをおこなうためには、「目的を明確にした動画制作」と「動画の効果的な活用」両方の組み合わせが必要であることがお分かりいただけたと思います。
ランランドでは、お客様の目的に合わせた「動画制作」だけでなく、「動画の有効的な活用方法のご提案」を合わせておこなうことができます。もちろん、「広告運用」も可能です。
作って終わりでなく、制作後の「どうしたらいい?」にもお応えしています!
動画を導入してみたいけれど、
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